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教えて先輩:ウイルスソフトと書いて質問したら怒られたけどなぜ?

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 おすすめのウイルス対策ソフトやセキュリティソフトを聴きたいときに、「ウイルスソフトについて教えてください」と書いたところ、剣幕で怒られたり嫌みたっぷりの陰湿な返答をもらい自分の何が悪かったのか戸惑います。パソコンに詳しくない人が何気なく書いてしまったミスなのですが、なぜこういう結末になるか説明します。

● 単なる言葉の綾

 このトラブルは、似て非なる言葉を使ってしまったのがそもそもの始まりです。ウイルスを防ぐためのソフトというつもりで言いたかったのですが、書き方を間違えているのです。

    ウイルスソフト → コンピューターウイルスそのものを意味するソフト

    ウイルス対策ソフト → ウイルスを駆除したり感染を防ぐためのソフト

わかってしまえばまさにその通りなのですが、コンピュータ用語に不慣れな人は前者を使って意図したいことを伝えてしまうケースがよくあります。言葉の綾みたいな話ですが、気がつくようで気がつきにくい用語の違いです。もし、ウイルス対策について相談するときは、セキュリティソフトという方がよいでしょう。

 言われてみればなるほどと納得しますが、意外と気がつきにくいです。

● 回答する側も相手を察した対応を

 パソコンに詳しい人の中には素人の質問にここぞとばかりに嫌みや皮肉混じりの言動をする人が少なからずいます。「正確に用語を言わなければわからない」とばかり初心者を見下げた態度をとる人もいます。しかし、誰しも最初は気がつかない過ちをします。不慣れな人にはそれを察した接し方をするのがコミュニケーションの基本です。見ず知らずの人に対する節度ある言動と指摘、そして的確な回答をすれば相手も気持ちよく問題解決します。そしてそれを読んでいる人にとっても気持ちのよいやりとりに場の雰囲気を親密にさせます。

 誰しも専門外のことを聞くときは、勘違いや不慣れな発言をします。自分がその道から外れて別の世界に入れば同じ過ちをします。相手の気持ちを逆なでしない指摘やアドバイスを心がけるようにしましょう。


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2009年5月26日発行 第296号


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