特集:出張や旅行前にチェック!宿泊先のネット利用法今回の特集は、出張や旅行に出かけた際に、宿泊先でメールやネットを利用するためのワンポイントを紹介します。 ● インターネットトを利用できる宿泊施設を選ぶ 何はともあれ、宿泊先でインターネットをするには部屋でインターネットが利用できる設備がなければ始まりません。たいていのホテル、とりわけ行楽地やビジネスホテルにはインターネットが完備されています。中には無線LANで提供されている充実した施設もあるほどです。 インターネットを利用するには別途追加料金がかかる場合があります。ビジネスホテルの場合、一日1,000円程度です。 ホテルの宿泊プランによっては、出張ビジネスマン向けにシングルルームとインターネット利用料を一緒にしたビジネス料金が用意されています。格安料金で提供されているので、単に寝泊まりとメールのやりとりをしたいのであればビジネスプランが最適です。 宿泊先でのインターネットの利用はあらかじめホテルの選択時に調べておくのがよいです。インターネットのホテル予約サイトを使うととても便利です。中には特別料金プランを用意してくれているところもあります。また、直接ホテルのウェブサイトを利用するのも手です。こちらもインターネット特別プランを提供してくれるところがたくさんあります。その際に、インターネットの利用についても確認しておくとよいでしょう。旅行会社のサービスカウンターでも予約前にスタッフに尋ねればすぐに調べてくれます。 最近は、ホテル予約をインターネットでする人が多くなりました。ネットだけのお得なプランもあるので一度のぞいてみるとよいでしょう。 ● 意外に忘れがちなのがLANケーブル 宿泊先でネットを使いたいのに、これがなくてできなかったというのがLANケーブルの持参です。ノートパソコンはもってきたものの、ネットに接続するためのケーブルを忘れてしまったために、重い荷物だけもっってきたなんて失敗をしてしまいます。ホテルではネット接続を用意してはくれるものの、LANケーブルは持参しなければなりません。ホテルによっては貸し出してくれますが、割高な料金を取られる場合があります。持ち運びに便利な巻き取り式のLANケーブルが売っていますので、あらかじめ調達しておくとよいでしょう。 ● 宿泊先でのネットの接続方法 ビジネスホテルや大手のホテルではおおむね接続のしかたは共通です。机に使い方の説明シートがありますので、それに従えば利用できます。持参したパソコン側でネットワーク設定をするための特別な変更作業は必要ありません。 基本的な手順は次の通りです。
● ウェブやメールの受信はできるのにメールが送れない! ネットサーフィンやメールの受信ができるのに、メールを送信するとエラーが出てしまう。これは最初誰しもが失敗します。 この原因は、メールを送信するサーバーがスパムメール対策のために外部からの送信行為を規制しているためです。たとえば、会社やプロバイダで日頃使っているメールアドレスからのメール送信は、その会社またはプロバイダにつながっていれば問題なく送信されるのですが、それ以外の接続先から送信しようとすると受け付けないようになっているのです。この対策は送信のみで、受信は問題なくできます。 対策は、メールの送信に関しては通常とは別にウェブメールサービスを利用します。たとえば契約しているプロバイダでブラウザを使ってメールの送受信ができるサービスがあれば、それを使います。大手のプロバイダであればどこでもウェブメールのサービスは提供しています。または、ヤフーメールやhotmailを使えば無料でウェブメールを利用できます。メールの送信はいささか面倒ですが、この方法で対処します。 ● 無線LAN対応ノートパソコンなら公衆無線LANも 最近のノートパソコンには標準で無線LANが内蔵されています。これを使えば自宅の無線LANルーターを使わずに公衆無線LANサービスを使ってネットが利用できます。公衆無線LANは駅や飲食店にアクセスポイントがありますが、中にはホテルにも設置されているところがあります。まだまだ設置箇所が少ないですが、これから徐々に増えて行くに違いありません。一度確かめてみるのもよいでしょう。 そのほかに、頻繁に外出をする人であれば高速モバイル接続サービスを契約するのもいいでしょう。ADSLなみの通信速度を外出先で利用できます。大都市圏中心のサービスですが、これからエリアはどんどん拡大していくでしょう。 さらに、プロバイダも公衆無線LANサービスと提携したモバイル向けサービスを提供しています。こちらも検討してみる価値はあります。 これからはどこでも手軽にインターネットが使える時代になりつつあります。出張、旅行などでのネット利用をうまく活用していくノウハウを知っておくと大いに役立ちます。
2008年2月22日発行 第281号
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