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教えて先輩:メールで読めない文字はあるの?


 はい、あります。これはインターネットでのメールが始まって以来、ずっと気をつけていくべき注意点です。ウィンドウズパソコンが主流の時代、ついつい使えるものとばかり送ってしまう文字があります。ところが、相手のパソコンや携帯端末でメールを読むと読めていないのです。このような、気がつかない文字を紹介します。

○ 機種依存文字とは

 通常、アルファベットや漢字はどのパソコンでも共通のコード番号で扱われていますが、季語や特殊な文字はパソコンによっては共通の文字として対応していません。このような文字を機種依存文字といいます。メールのようにパソコンや携帯電話など機種の異なる端末間で文字のやりとりをすると、機種依存文字は送り手街とした文字が表示されず、不可解な文字として読まれます。そこで、メールでのやりとりにはこうした機種依存文字を送らないように気をつけなければなりません。

○ 機種依存文字の種類
  • 丸つき数字
     箇条書きに使う際に、○の中に数字が入った文字です。ワープロで文書作成によく使います。箇条書きに使うにはとても便利ですが、メールでは別の文字で代用します。一番よいのは、(1), (2)のようにカッコでくくる方法です。

  • ローマ数字
     I, V, VIのような時計や、映画のタイトルなどに用いられるも数字です。固有名詞を扱う際に一文字で遅れるローマ数字を使いがちです。ところが、この文字も機種依存文字なのです。アルファベットのI, V, Xを組み合わせて使います。

  • 絵文字
     これは携帯電話からパソコンのメールに送る際に失敗しがちな文字です。携帯メールを使っているとなにげなく表情を伝えるのに使いますが、パソコンではまったく読めません。フェイスマークを使うか、きちんとした言葉で相手に伝えるようにしましょう。

  • 半角カタカナ
     最近はあまりメールで用いられなくなり、さほど気にすることもなくなりました。長いカタカナ文字をワープロで短く表記する際に使うときがある程度です。この文字も機種依存文字です。相手の端末によっては誤動作をさせてしまうため、メールソフト側で送信する前に自動変換されるようになっている場合があります。または、送信前に警告が出るソフトもあります。カタカナ文字は通常の文字を使うことを頭に入れておけば大丈夫です。
メールは文字のコミュニケーション。きちんと文面が伝わるようにしなければなりません。コンピュータ特有の問題ではありますが、知っておけば気持ちのよいメールのやりとりができるようになります。


2007年3月27日発行 第270号


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