特集:ITに役立つ英会話最近は語学ブームで、英会話スクールに通う人も多いとか。ところで、いざ身の回りの出来事や生活の話題を英語で話せるかというと意外にできないのが実状。たとえば、コンピュータにまつわる話をしてみようとカタカナ言葉をそのまま英語で話したら、「I don't understand what you mean(おまえの言っていることがわからんのだが」との返答にがっくり。。。 今回はIT関連の英単語を中心に、意外に気がつかずに使って失敗しそうな会話術を私の実体験から紹介します。それでは、Let's check it out! ● virusってどう読む? 「ヴィールス」か「ウィルス」でしょって思ったあなた、アウトです。英語では「ヴァイラス」です。コンピュータウイルスは、「カンピューターファイラス」となります。ウイルスは元々医学用語で、日本では医学に関する言葉はドイツ語を日本語読みにしています。ドイツ語ではヴィールスで、それがあたかも英語と思われるようになってつい発音してしまいます。カルテもドイツ語のkarteが語源で、英語ならcardにあたります。 感染するは「infect」で、My PC has been infected with computer virusと言うと「俺のパソコン、ウイルスにやられた」となり、同僚に言うと「Shutdown,right now!(さっさと止めろ)」とか、「Remove it from the net(ネットからはずせ!)」とせかされます。 ● This is my notebook PCって通じない・・・ 日本ではノートパソコンといえば一発でわかるので、そのまま外国人にnote PCとかnotebook computerと説明してもすぐには理解してもらえません。だいたい想像してわかってもらえますが、一発でわかってもらうには「laptop PC」といいます。 現在のノート型パソコンの前身にラップトップ型という持ち運びができて重量のあるパソコンがありました。ひざの上にのせて使えるという意味でラップトップコンピュータと呼ばれていました。 I have a laptop PC.というとノートパソコン持っているよという意味になります。相手が「Which one?」と聞かれたら、「どこのメーカー」と尋ねているので、IBMとかAppleと答えれば、looks good(いいなぁ)と話がはずみます。 ● 「メールを送るね」って簡単に言うと・・・ 「 I will send you an e-mail」あるいは「I will write to you an e-amil.」と言えばOKですが、今ではもっと簡単に「I will email you.」とemailを動詞として使えます。メールを受け取ったときは、「I received your e-mail.」と言います。 ● ネットサーフィンって通じないの? あちこちのサイトを見る「インターネットする」のが好きというときは、「I like surfing the net.」と言います。ちなみに日本語で言う「ホームページ」はweb pageと言わないと本当に通じません。 ● 携帯電話って英語でなんて言うんだ? 「mobile phone」で大丈夫ですし、「cellular phone」が正しいようです。会話では「cell phone」と略してよく使われています。 ● 「動かないって」どういうの? これ、意外にできないでしょ?たとえば、パソコンが調子悪くてうまく動かないとき英語ではなんと言うでしょう?moveはだめです。「My PC doesn't work.」と言います。workは「働く」という意味の方が覚え込みが強いのですが、「動作する」という意味があり、日常生活で万能で使えます。電気器具が動かないときはこのworkが使えます。マウスでカーソルが移動しないと言うときは「move」を使います。 ● 「だめだ、アカン」というイキな言い方 上の続きで、修理をしていて相手が「Does it work?(動いた?」と確認を求めてきたときに、「だめだ」と返答する際、「No」ではないイキな言い方があります。「Negative」です。よく映画でこの言葉が使われています。こんな一言でも気持ちの通じ合う会話になります。 英会話は文法がきっちりできていても、「話せる」にはつながりません。身についた言葉、とくにボキャブラリが決め手になります。これは失敗しながら覚えていくしかありませんが、何かの機会に知った単語の方が受験勉強で覚えた単語よりも意外に通じたりします。 最後に、「正解、大当たり!」を英語では?一番簡単なのはコレ 「Exactly!」 反響があれば、続編を考えます。 2002年10月21日発行 第105号
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