ML weekly
バックナンバー

教えて先輩:daemonさんやmajordomoさんって何者?


 初登場の企画。「教えて先輩」は、電子メールを使っていたりメーリングリストに参加していてき日頃から不思議に思っている疑問にお答えするコーナーです。今回は、よく私あてに寄せられる質問の中でよくあるものをご紹介します。

○ daemonさんっていう人からメールがよく来るけどこの人誰ですか?
 電子メールを使っていると、ときどき「daemon」という名前で始まるメールが突然届いているときがあります。知り合いにこんな奇妙な名前のアドレスをもっている人はないし、もしやダイレクトメールではと思いつつメールを読むと英語のメールにこれまた謎。こんな経験をされた方は結構いるのではないでしょうか?
 daemonというのは、メールを配送するサーバーが自動処理で使う専用のアドレスなのです。「デーモン」と読みます。別に恐いものでもなければ、「デーモン小暮閣下」でもありません。あて先不明などメール配送時にエラーが発生するとサーバーがその旨を伝えるためにdaemonというアドレスで送り主にメールを送っているのです。ただ、残念ながら日本語でエラーメッセージを書いてしまうと外人さんは読めませんから、中味は英語になっています。ここが私たち日本人にはつらいところです。

 当然のことながらdaemonのメールは人が書いているのではありません。それと、よく間違える?人がいて、なぜか「どらえもん」と読んでいる人もいます。たしかに似た文字ですが。。。

○ majordomoさんって誰?
 これも先ほどのdaemonさんとほとんど同じで、メールサーバーの自動処理で送られてくるときに使われるメールアドレスのひとつです。メーリングリストのシステムで使われています。
 majordomo(メジャードモ)というのはメーリングリスト管理ソフトの名前で世界中で使われています。このソフトにはちょっとした習慣があって、入会や脱退をするときに自動処理するための受付先のアドレス名にmajordomoとつけています。ここへ命令を送ると処理結果がmajordomoというアドレスで返ってくるというわけです。もちろん、コンピュータの自動処理ですから人は誰も読んでいません。
 majordomoって馴染みのない言葉だけにとまどってしまう人もいるはずです。majordomoはラテン語で「一家の主」という意味の言葉です。メーリングリストサーバーを主ととらえればなるほどと思うでしょう。

「教えて先輩」では、みなさんからの質問をお待ちしております。今までずっとわからなくて悩んでいたんだけど・・・というものがありましたらぜひお寄せください。


2000年 7月29日発行 第21号


前の記事   記事一覧   次の記事
全バックナンバー

MLweeklyトップページ



「メーリングリスト週刊情報誌MLweekly」
「メーリングリストインフォメーションストリート」
(C) 1998-2020 by A. SATO, All rights reserved.
当サイトの内容を無断転載することを禁じます。