ML weekly
バックナンバー

特集:最近のMLプロバイダ事情(2)


 前回は、メーリングリストを開設する面から見た最近のプロバイダの傾向について触れてみました。今回は、参加して楽しむユーザ側から見た利用面の向上について特集します。

 FreeMLeグループは、メーリングリストを開設するしないに関わらず登録手続きをしておくと大変便利な点があります。それは、開設しているメーリングリストの登録や脱退が、マウス操作で簡単にできてしまうのです。

 通常、メーリングリストに参加したり、脱退するときはコマンドを書いたメールを送って処理しますが、結構煩わしく初心者はどことなく不慣れな操作に戸惑いを感じずにはいられません。そこで、プロバイダ側でメールアドレスを登録しておき、自分専用のページにアクセスできるような環境を作れば、自分の参加しているメーリングリスト一覧を表示したり、一覧から脱退したいメーリングリストを選んでクリックひとつで処理するといったことが可能となります。さらに、開設しているメーリングリストの説明を見て興味があればアドレスを入力せずともクリックだけで入会手続きもできるようになります。言い換えれば、カタログを見てボタン操作ひとつで注文をするといった感覚でメーリングリストの入会ができてしまうのです。

 昨年頃から、メーリングリストの概念に変革の兆しが見られ、メール操作を主体とするものからブラウザ主体となりつつあり、そのひとつがこうした画期的なシステムへと変貌を遂げたと言えます。いつまでも旧式のシステムにとらわれているメーリングリストユーザーはいつしか時代遅れになっていくかもしれません。これはユーザに限らずメーリングリスト開設プロバイダ側にもいえるでしょう。ユーザーがメーリングリストをより作りやすく、利用しやすく、そして楽しみやすいサービスの提供を促進していかなければ立ち後れていくにちがいありません。もはや、早急の課題ともいえるでしょう。

 少し、堅い内容になってしまいました。日を改めて今度は各社プロバイダのメーリングリストサービスを実際に利用して徹底比較をレポートしてみたいと思います。


2000年 4月22日発行 第7号


前の記事   記事一覧   次の記事
全バックナンバー

MLweeklyトップページ



「メーリングリスト週刊情報誌MLweekly」
「メーリングリストインフォメーションストリート」
(C) 1998-2020 by A. SATO, All rights reserved.
当サイトの内容を無断転載することを禁じます。