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よもやま話:Androidウォークマンは音に自信あり

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 ソニーがカセットテープ式の初代ウォークマンを世に出して30年余り。今では手のひらに収まるほど小さく薄型になりました。しかも音楽の再生だけでなく、スマートフォンと同じアプリが使え、GPSやFMチューナーまで内蔵するといった当時では想像もできない高機能な情報機器へと進化を遂げました。

 今回、Android OSを搭載した最新モデルのウォークマンを入手しました。使い勝手をiPod Touchと比べながら書き綴ります。

● AndroidウォークマンNW-F805

 入手したのは、2012年秋に発売されたウォークマンFシリーズの16GBモデルNW-F805です。主の機能は次の通り。

  1. Android 4.0搭載
  2. 液晶は3.5インチ(800 x 480ドット)
  3. WiFi機能(802.11b/g/n)
  4. FMラジオ内蔵(受信は付属のアプリを使用)
  5. GPS搭載
  6. スピーカーとマイクを内蔵(モノラル)

 平たく言えば、携帯電話機能のないスマホで、さらに言えばAndroid OSを搭載したiPod Touchのような音楽プレーヤーです。ただし、iPod touchにはカメラや動画撮影機能がありますが、この機種にはカメラはありません。そのかわり、iPod TouchにはないGPSがついています。

 ウォークマンFシリーズの詳細な製品情報についてはソニーの公式サイトをご覧ください。

 ウォークマンFシリーズは、ソニーストアのほかにアマゾンでも購入できます。16GBモデルに加え、32GB, 64GBモデルもあります。

● Androidアプリも使えるウォークマン

 このウォークマンの大きな特徴は、Androidアプリが使える点です。ゲームから実用アプリまでこのウォークマンで動かすことができます。WiFi環境があれば、SkypeLINEといった通話アプリでおしゃべりも楽しめます。

 ウォークマンの特性を生かして、インターネットラジオや音楽配信サービスを楽しむのも快適です。

● 音質の良さは抜群

 ソニーの音楽プレイヤーは音質の評判が良いですが、それがよくわかりました。このウォークマンを使って音楽を聴いて実感したのは、アップルの製品と比べて音質がずば抜けて優れている点です。

 同じイヤホンを使い、J-POPやクラシック音楽をウォークマンとiPadそれぞぞれで聞き比べてみました。すると、素人の私でさえ、音質の違いがはっきりと耳で感じとれました。ウォークマンは音域の幅がとても広く、心地よい音を再生します。

 ウォークマンで音楽を聴いた第一印象は、低音域の響きがよく迫力がありました。iPadでは同じイヤホンを使っていても体感できないずっしりとした低音が再現されているのにはびっくりしました。ただし、重低音というほどまでは出ません。過度な期待はしないでください。今まで安いイヤホンだから低音は出ないのだと思っていたのがそうではなかったことに気づかされました。

 高音域はウォークマンはハーモニーのある柔らかい音を再現します。iPadでは高音は甲高く単調で硬い音になるため心地よさに欠けます。ソニーが売り物にしている高音域の圧縮データを補完する技術がいかに優れているかがわかりました。

 音楽プレーヤーを音で選ぶならウォークマンと言われますが、まさにその通りだと納得させられました。

● 使い勝手はiPod touchに軍配

 音の良さは比類ない性能をもつウォークマンですが、操作性は反対にうなずけません。特に付属のアプリの使いにくさが問題です。付属の音楽プレーヤー用アプリ「Wミュージック」はデザインに凝りすぎていて、直感的に操作できません。また、本体側面にWミュージックを呼び出せるボタンがありますが、切り替え操作がしにくいため使っていてやきもきします。

 再生ボタンも片手でタッチ操作しにくいのも難点です。うっかりホームボタンを押して最初からやり直すときもあります。確実に操作するには、横着せずにもう片方の手の指を使う必要があります。

 音楽の管理もアップルのiTunesのように簡単にはいかず難儀します。推奨しているWindows用の管理ソフトは手間がかかり使う気になりませんでした。また、Macを使っている人は手動で楽曲を入れるため面倒です。

 Android特有の設定の複雑さもあり、機械に振り回されてしまうことが多いです。Androidウォークマンは使い勝手の面ではiPod Touchの足元にも及びません。

 携帯音楽プレーヤー購入の際、AndroidウォークマンかiPod Touchのどちらにするか迷います。選び方としては、音質で選ぶならAndroidウォークマン、音楽が聴けて使い勝手の良い携帯情報端末を求めるならiPod Touchがよいでしょう。

● 毎日使うなら充電を忘れずに

 スマートフォンと同性能の電子機器とあって、バッテリーの消耗も大きいです。行きと帰りの電車内であわせて2時間ほど音楽再生やタッチ操作をしているとバッテリーが3分の1くらい減りました。WiFiをオンにしてアプリを起動して使用すればさらにバッテリーを消費します。通勤や通学で毎日使うのであれば、就寝前に充電しておくのが良いでしょう。

 バッテリーは背面についていますが、使用しているうちに熱くなってきます。支障があるほどのものではありませんが、相応の電力を使っているのがよくわかります。

● アプリを使うならセキュリティ対策を

 Androidウォークマンを使い込むのであればアプリをたくさん入れていくことになるでしょう。Android OSは不正アプリやウイルスによって個人情報の流出や端末を乗っ取られる危険が高いです。スマートフォン同様にセキュリティアプリをインストールして対策を講じるよう心がけてください。

 セキュリティ用のアプリについては次のバックナンバーに紹介してあります。

 Androidウォークマンでは、スマートフォンのように携帯電話会社が無料でセキュリティ用のアプリを提供してくれません。有料のアプリを購入するか、無料のセキュリティアプリを利用します。スマートフォン用のセキュリティアプリは次のページに紹介してあります。

 Androidウォークマン、音の良さに慣れてしまうと手放せなくなります。アップル製品専門の私にとって衝撃的でした。


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2013年4月13日発行 第345号

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