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特集:うんざりな携帯迷惑メール撃退のためのドメイン設定法

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 ワンクリック詐欺やフィッシングなど、ネット上では詐欺まがいの犯罪行為が後を絶えないどころか、手口がエスカレートする一方です。そのきっかけとなっているのが、携帯電話に届く大量の迷惑メールです。最近では1時間に1通のペースで送りつけてきます。おかげで、携帯のメールを数時間確認しないだけで受信メール一覧が迷惑メールであふれかえっています。

 迷惑メール対策として、携帯電話各社は受信メールのドメイン拒否設定を用意しています。しかし、受信拒否したいドメインをいくら追加しても新たなドメインを使用してしつこく迷惑メールを送りつけてくるため、単純な設定ではもはや手に負えません。メールアドレスを変更すれば簡単に解決できますが、その都度知り合いに新しいメールアドレスを周知していくのも面倒です。

 今回は、迷惑メールの量を減らすための受信拒否設定の仕方についてとりあげます。所有している携帯電話がドコモの関係上、NTTドコモの受信メール拒否設定を例に話を進めます。

<最近の手口>

 携帯電話宛の迷惑メールは、何らかの方法で大量のメールアドレスを入手すると、メールアドレスが存在する限り執拗に配送してきます。いったん収まったと思っても、月が変わったとたん再び大量に送られてくるときもあります。

 迷惑メールは次のような流れで送りつけてきます。

  1. 本文に何も書いてない空白メールが一通送られてくる。これはメールアドレスが存在しているかを確認するためのもの。
  2. メールの配送ができていることを確認できると数時間以内に迷惑メールの配送が開始。
  3. 特に深夜・早朝にかけて大量にメールを配送。就寝中に配送してメールを蓄積させる。
  4. 15分おきくらいに1通の割合で迷惑メールを配送してくる場合もあり。内容は同じで一部分の文言が異なる程度。
  5. 数時間後には送信アドレスのドメインを変更して同じメールを再配送。

 迷惑メールも毎月のパケット料金に含まれます。無用なメールで通信料金がかさむのはやりきれません。迷惑メールが一通でも届いたらすぐに対策をとる必要があります。

<迷惑メールの基本設定をしよう>

 十弾爆撃のような迷惑メールの受信を抑制するには、ドメイン指定による受信拒否しか方法がありません。

 望まないメールの受信制限をするには、まず迷惑メールの基本設定から始めます。NTTドコモでの迷惑メールの初期設定についてはすでに特集で解説していますので参考にしてください。

 基本設定ができたら受信拒否ドメインの設定をします。

<効果的な受信拒否ドメインの設定方法>

 執拗な迷惑メールの場合、受信拒否ドメイン設定を使ってメールの@マークから右の部分をその都度追加していくのではきりがありません。しかも、ドコモの迷惑メール設定にはワイルドカードという共通文字列扱う記述ができない難点があります。

 そこで、経験的な方法で効率的に迷惑メールの受信拒否ドメインを追加する方法を説明します。

○ .bizや.infoドメインはすべて受信拒否

 末尾が.bizや.infoのドメインはインターネットでもスパムメールの温床となっています。これは携帯向けの迷惑メールでも同様です。これらのドメインを使ったサービスを普段利用していることはまずありませんので、思い切ってすべて拒否してしまってかまいません。

     対策1:受信拒否ドメインの項目に、.bizと.infoを追加する。

○ z.comやq.comなど「.」の前にあまり使わないアルファベットは受信拒否にする

 .comや.netの場合、「.」の前につけられる単語は英語の場合が多いです。したがって、zやqといった末尾にあまり使われないアルファベットは、その後につけられる「.」といっしょに受信拒否ドメインに設定すると効果的です。なお、中には普段からメール配信を受けているサービスが含まれる可能性がありますので、事前に確認してから追加してください。

     対策2:あまり使われないアルファベットと「.」組み合わせた受信拒否設定項目を追加する。(例:q. z.)

○ 使われることのない数字も受信拒否

 でたらめな記述のドメイン名の場合、数字を含んでいることがよくあります。そこで、いっそのこと受信しているメールで使われていない数字は受信拒否項目に追加します。ただし、受信したいメールアドレスを確認してから設定するようにしてください。

     対策3:受信拒否項目に不要な数字一桁を追加する。

○ 利用していないSNSの名称も受信拒否に追加

 最近は、mixiのような有名なSNSサイトの名称に適当な文字を付記したドメインを意図的に作って迷惑メールを送りつけてきます(例;abmixiなど)。利用していないSNSの名称は受信拒否項目に加えておくのも一手です。その際、comやco.jpの部分は含めない方が効果的です。

     対策4:利用していないSNSの名称を受信拒否設定に記述する。

○ キーボードの人差し指や中指が手に触れる文字の連続を受信拒否する

 でたらめなドメイン名はキーボードを適当に打ち込んで命名しています。その際、キーボードで人差し指や中指が常に触れている部分の文字を何度も叩く傾向があります。ii, jj, ff, ddなど英単語でも出てこないようなパターンは受信拒否設定に追加しておきます。

     対策5:ii, jj, kk, ff, ddなどキーボードで人差し指と中指が触れている文字の連続を受信拒否にする。

 これらはいずれも広範囲な受信拒否を施すため、日頃から受信するメールや今後追加で受信できるようにしたいメールに支障をきたす場合があります。もし、大切なメールが携帯電話で受信できないときは、受信設定の項目を確認して適宜解除する措置をとってください。

<迷惑メールに記載のアドレスはクリックしないこと>

 くれぐれも迷惑メールに記載のアドレスはクリックしないようにしてください。ワンクリック詐欺に遭ったり、別のルートから新たな迷惑メールが送られてくる恐れがあります。

 次のような記述があっても、アドレスをクリックしてサイトを閲覧するようなことはしないでください。

  • 大人心をくすぐるようなアダルトな誘惑やうたい文句
  • 今だけ無料など人をそそのかすような勧誘
  • 有効期限が迫っているので今すぐ手続きをさせる要求

 特に次の点には気をつけてください。

  • 「配信停止の手続きはこちら」と書いてあるアドレスにアクセス
    (アドレスを収集される可能性あり) 
  • 「配信停止は次のメールアドレス宛に返信を」と書いてあるメールアドレスに返信
    (上と同じ)
  • 覚えのない会員登録完了のお知らせを鵜呑みにする
    (一方的なでっちあげですので絶対に無視)

 迷惑メールは一切読まずに削除することを心がけてください。予期せぬトラブルに巻き込まれない最善策です。

<携帯電話会社も即時対応するもいたちごっこ>

 最近の迷惑メールは即座に成果を得ようと、同一犯が一日に何通ものメールを送りつけてきます。携帯電話会社もこの状況に対応して一日あたりのメール量を解析して悪質と判断したものは配送規制しています。おかげで、数日すると迷惑メールがぴたりと届かなくなります。

 しかし、相手も新たなドメインを取得したり、サーバーを変更して再び迷惑メールの大量送信を再開してきます。結局のところ、迷惑メールとの戦いはいたちごっこの繰り返しです。完全に撲滅させるはできない点だけはあらかじめふまえておいてください。

 受け取るのもうんざりする昨今の携帯向け大量迷惑メール。少しでも数を減らすには根気強く工夫しながら受信拒否していくのが建設的で最良の方法です。


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