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特集:人に差をつける有料ニュース集

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 ネットでニュースは無料で読めるのが当たり前、近年そんな状況が変わりつつあります。海外の大手新聞社は従来の電子版を無料から有料での配信に転換し始めています。その背景にはネットでの広告収入が思うように得られない事情があります。試行錯誤の成果が実り、ニューヨークタイムズやフィナンシャルタイムズの電子版は有料会員が増加し、新しい情報源の形が見え始めています。ウェブだけでなくスマートフォンやタブレット端末に対応した配信展開と、読み応えのある記事に付加価値を与えることで、さらなる読者獲得に力をいれています。

 日本の新聞社でも電子版をはじめ、ニュースの有料配信サービスを展開する動きが活発になってきました。無料のお試し期間で利用してみたところ、お金を払うだけの価値あるサービスもいくつか見受けられます。そこで、新聞社に特化して人より一歩先ゆくおすすめの国内有料ニュース情報を紹介します。

<有料サービスの特徴>

 有料の情報と聞くと、今まで無料で提供していたコンテンツを単に有料化したに過ぎないと想像しがちですが、提供する側もそれでは顧客が定着しないことは十分心得ています。それだけに、緻密な企画を元に魅力的なサービスを打ち出しています。

 有料の情報サービスは、主に次の点に力を入れています。

・ 独自の分析力をもとに説得力のある質の高い記事を配信

 有料のニュースサービスは、有料テレビ放送のWOWOWのように単に映画を配信するだけでなく、民放では実現できない質の高いオリジナルドラマなど独自の制作番組を提供するのと同じ戦略を立てています。たとえば、ベテランの記者が独自の分析と鋭い視点で論理的なコラムを執筆しています。その内容は、なるほどと思わせるだけの説得力があり、これなら毎月購読しても価値があると感じさせてくれるほどです。

・ パソコン、スマートフォン、タブレット端末共通の統一したレイアウト

 新聞の電子版は、端末を問わず同じレイアウトで読める工夫がされています。配信作業の効率化が背景にありますが、利用する側にとっても閲覧に違和感がありません。新聞社は長年培ってきた印刷レイアウトのノウハウがあるだけに、記事の配置は抜きん出ています。

・ 記事検索やクリッピングなど充実した付加機能

 単に記事を配信するだけでなく、バックナンバーの閲覧や記事の保存、キーワードを登録して関連した記事をクリッピングできるなど情報を活用できる機能を多数用意しています。無料会員との差別化としてこれらの付加機能を提供しています。

・ 購読者一人一人に最適な記事を配信するマーケティング戦略

 新聞社の有料電子版を成功させる要とされているのが、読者一人一人に適した記事を配信するマーケティング戦略です。有料電子版の多くは、読者が配信記事を閲覧するとその記録が配信側のサーバーに蓄積され、分析結果を基に読者一人一人に最適な記事を配信しています。さらに、どういった分野の記事が多く読まれているかさまざまな角度から検討する体制を整えています。一方的なニュース配信ではなく、読者が望む記事を配信するのが有料電子版のサービスです。

<主な国内有料情報サービス>

▼ 先駆的存在の日経新聞電子版 (4,000円/月ほか)

 日経新聞の電子版は産経新聞と並ぶ先駆的存在で、独自の分析力と論理的にまとめられた記事に定評があります。電子版は紙媒体の日経新聞と同じ内容で、月に20本まで記事の読める無料会員とすべての記事と付加機能が利用できる有料会員があります。iPhone, iPad, Andoroid専用のアプリもあります。ネックは月額料金で、電子版のみの利用で月額4,000円と割高です。記事の質の高さは評判通りなので、お試しで購読してみるとよいでしょう。

▼ 日経を耳で聴く「聴く日経」 (525円/月)

 ラジオNIKKEIが提供する有料ポッドキャスト番組。日経新聞の朝刊から選りすぐりの記事を音声で配信しています。iPodなど携帯音楽プレーヤーを使って日経新聞の主要記事を耳で聞けるので、通勤途中の電車やバスの中でも情報収集ができます。なお、サービスを利用するにはオーディオブック配信サービス「FeBe」に登録する必要があります。

▼ 紙面をそのまま閲覧できる「産経新聞」 (1,500円/30日)

 新聞の電子版をいち早く手がけた先駆的存在。新聞とまったく同じ全面カラー刷りの紙面そのままを閲覧できます。紙面は拡大・縮小が容易にできるので、見やすい大きさの文字で読めます。iPhone/iPad版のほか、産経新聞朝刊をパソコンで閲覧できる「産経NetView」もあります。

▼ 記事に読み応えあり「ウォールストリートジャーナル日本版」 (1,980円/月ほか)

 経済誌で有名なウォールストリートジャーナルの日本語電子版で、原文を翻訳した日本語記事は読みやすいだけでなく、読み応え十分の内容です。経済分野に疎い人でもとても参考になります。すべての記事が読める有料会員と、一部の記事のみ閲覧できる無料会員があります。現在はテスト期間のため、無料会員でもすべての記事が読めます。パソコン、iPhone, iPad、ガラパゴスに対応。

▼ インタラクティブな取り組みが斬新な「MAINICHI RT」 (1,980円/月)

 毎日新聞社運営の「毎日jp」とtwitterを連動させた新しいニュース媒体。twitterの投稿を掲載しながら、話題になった記事を紹介する電子新聞です。iPhone/iPad, Androidに対応したアプリも用意されています。

▼ 新進気鋭の朝日新聞デジタル (3,800円/月ほか)

 大衆紙として本格的な電子版を打ち出してきたのが「朝日新聞デジタル」です。パソコン、スマートフォン、タブレット端末のいずれでも同じレイアウトで閲覧できます。朝日新聞の朝刊のほか、YOU刊、そしてリアルタイムで更新するデジタル版の3つが購読できます。また、記事をスクラップブックへ保存したり、キーワードを登録して関連した記事をクリッピングする機能も備えています。一ヶ月の無料期間がありますが、会員登録の際に有料購読を目的としたクレジットカード番号の記入を求められます。無料期間が終了すると自動的に有料購読に切り替わるため、継続利用をしたくないときは期間内に解約を済ませなければなりません。

▼ 帰宅中の車内で気軽に読める「夕刊フジ」 (1部105円または945円/月)

 駅の売店やコンビニで売られている夕刊フジをそのままを端末で読むことができます。ただし、ピンク面は掲載されません。帰りの電車内で新聞紙を広げずに、スマートフォンやタブレット端末で夕刊紙を楽しめます。なお、現在対応しているのはAndroid端末用のアプリのみで、キャンペーンとしてNTTドコモの利用者は2011年末まで無料で記事を読むことができます。

<無線LAN設置のカフェで読むと快適>

 新聞の電子版は記事のダウンロードに時間がかかるため、3G回線を使うより無線LANと高速ブロードバンド回線での利用が最適です。特に、スターバックスやプロント、マクドナルドなど無線LAN設置のカフェでコーヒーや軽食をとりながら読むスタイルはしゃれています。コーヒーを飲みながら、ウォールストリートジャーナルを読んでいる姿は一目置かれます。その際、端末に専用のレザーケースやカバーをつけておくと、一層かっこよさが引き立ちます。

 レザーケースは種類が豊富でお気に入りを見つけるのに一苦労します。品数豊富な携帯アクセサリ専門ショップを紹介します。

 人より抜きん出た仕事をするには、価値のある情報が大きな武器となるでしょう。そのひとつとして、有料のニュースは大いに役立ちます。無料で利用できる期間を活用しながら、自分に適した情報源をぜひ手に入れてください。


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