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よもやま話:夏のパソコン・携帯機器用電源対策あれこれ

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 東日本大震災により、東京電力福島第一原子力発電所は甚大な被害を受けました。そして、原子炉の安定冷却と放射能漏れを食い止める作業が進められています。この影響で東京電力管内の電力供給は著しく低下し、家庭や企業へ節電に協力するよう呼びかけています。特に、夏場の電力需要をいかに乗り切るかが急務です。

 私たちは仕事や日常生活でパソコンや携帯電話、情報端末など商用電源やバッテリーで動く電子機器を多用しています。今後も大きな余震が起きる可能性は高く、非常時の電源確保は大きな課題です。そこで、電子機器の非常用電源対策に役立つグッズや製品を紹介します。

<デスクトップパソコン用非常電源>

・ 無停電電源(UPS)

 デスクトップパソコンの電源確保で代表的なのが無停電電源(UPS)です。これは、落雷や停電などで瞬間的に送電が止まったとき、すぐさまバッテリ電源に切り替えて電源を供給する機器です。無停電電源はあくまでも停電時にパソコンをシャットダウンするための電源であり、作業を継続するための代替電源ではありません。パソコン本体とディスプレイを20分程度動かせるくらいのものが標準です。製品によっては、あらかじめパソコンにインストールしておくと停電時にシャットダウンを自動的に実行してくれるソフトが付属しています。

 主なホーム・オフィス向け無停電電源として次のものがあります。

 これらの製品は、パソコンとディスプレイ各一台ずつに無停電源装置を一台備え付けるのが基本です。大容量は高額なので、容量の少ない低価格モデルを選ぶのが経済的で、目的を十分果たせます。

・ 非常用予備電源

 非常時に電源を供給できる大容量のバッテリです。停電時や商用電源が確保できない場所で、デスクトップパソコンやLEDランプを使用するのに十分対応できます。ただし、業務用の製品ですので価格も高く、個人用途には適していません。

 ガスコンロ用のカセットボンベを使って発電できるポータブル発電機もあります。一酸化炭素中毒を防ぐため、屋内での使用は絶対にしないでください。

<ノートパソコン・携帯情報機器用外部バッテリー>

 外出先でノートパソコンやiPadなどの携帯情報端末を長時間使用する際は、大容量のポータブル外部バッテリーが役立ちます。非常時にもこれらは大いに力を発揮します。容量が大きい製品ほど大きさ、重量、そして値段も右肩上がりですので、自分の用途に適したものを選ぶのがポイントです。

<携帯電話・スマートフォン用充電器>

 携帯用の通話機器は、離れた家族と連絡を取るのに欠かせません。小型の充電器や外部バッテリを携行していればいざというときに役立ちます。携帯電話用の充電器はカバンの中に入る小型の製品ばかりですので用意しておくと便利です。

<ソーラーバッテリー>

 停電時に商用電源が得られないときは、太陽光を用いたソーラーバッテリーが重宝します。手軽に使える充電池用やモバイル機器用のほか、業務で使う大型機器用までさまざまな製品があります。なお、ソーラーバッテリーは補助として使い、商用電源と併用して充電するのが基本です。太陽光だけの充電は、晴天時でも完全に充電するまでに半日からそれ以上かかります。太陽電池の光電変換効率はまだまだ発展途上です。

 購入の際は、使用する端末が充電に対応しているか必ず確認してください。

・ 単三・単四形充電池使用型ソーラー充電器

・ 携帯端末向けバッテリ内蔵型ソーラー充電器

・ 業務用ソーラーバッテリーシステム

<夏に向けての心得>

 せっかく外部バッテリーを手に入れても、肝心なときに充電をし忘れて電池が切れていたら無意味です。また、過度な節電もかえって非効率となるため禁物です。次の点は十分注意してください。

・ バッテリは使ったら充電する習慣をつける

 携帯電話やスマートフォン、タブレット端末はバッテリーが切れたらただのお荷物にすぎません。帰宅したら充電する習慣を身につけ、いつでも十分な電力を保持しておくようにしましょう。外部バッテリーも同様です。

・ 電池の買い占めは控える

 現状では電力供給が途絶える事態が起きたとしても短時間で復旧します。万一とばかりに電池をたくさん買い込むのは無意味です。大勢の人に行き渡るよう買い占めはしないようにしましょう。

・ 健康を害するような過度な節電は逆効果

 企業では、節電目標を立てて電力消費を減らす取り組みが行われています。しかし、たとえば目を悪くするほど室内の照明を暗くしたり、ディスプレイの輝度を極端に下げれば視力の低下につながります。健康や仕事効率に影響を及ぼさない範囲で節電を心がけてください。

・ 頻繁に機器をつけたり消したりするのはかえって電力を消費

 安易な節電として代表的なのが、電気機器を消して短時間のうちに再びつける繰り返しです。電気機器は電源を入れたり切ったりする瞬間に大きな電気を消費します。そのため、短時間で頻繁に電源のオン・オフを繰り返しても節電につながりません。1時間以内であれば電源を落とさず待機モードにすれば十分です。何でも消せば節電につながると考えるのは良策ではありません。こまめに節電といっても、こまめすぎる節電はかえって逆効果です。

 備えあれば憂いなし。これを機会に万一の電源確保を検討してみてはいかがでしょうか。

★ 追加情報 ★

 USBバッテリから電源供給でき、太陽電池、手回し発電で駆動、手回しによる携帯電話の充電もできるライトつき携帯ラジオもあります。カバンに入れておくと非常時に大いに役立ちます。


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2011年5月8日発行 第321号


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