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特集:ネットの情報「ウソ・ホント」の見抜き方

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 ネットでは自分の知らない情報や意見、あるいは噂が流れています。ところがなぜかネットの情報はその真偽を疑いもせず無条件に鵜呑みにする人が多く、それが元で事実誤認のトラブルにまで発展するケースがしばしばあります。芸能人のスマイリーキクチ氏のブログへの中傷はネット上での風評を信じたのがきっかけでした。それだけに、私たちはネット上の情報、とりわけ個人が発信する内容を利用するには自分なりの見解を得た上での行動が重要です。

 今回の特集は、ネットの情報の信憑性を判断する際に心得ておきたい点をまとめます。

● 「〜らしい」、「〜だそうだ」で終始する内容は信用性がない

 本文の述語が常に、「〜らしい」あるいは「〜だそうです」で終わり、その根拠となる情報源がまったくないものは信用性がありません。こういった内容の文章は、自分で調べたのではなく単に憶測や噂または人伝いに聞いた話をそのまま書き写しているだけに過ぎません。また、あいまいに終始する内容は責任のある言動とはいえません。「〜です」と言い切らず、不確定要素をもったまま完結する内容は信じるべきではありれません。

● 根拠となる主張や出典のない情報は信用しない

 「○○という話を聞いた」など第三者からの情報聞き伝えた話のときは、その出典先を明示しているかどうかで判断します。新聞記事やテレビ番組、ブログやウェブサイトのURLなど情報の出所がない内容は漠然としたうる覚えの場合があります。読み手側に判断材料となる情報源のないものは誤認になりやすく、安易に受け入れるのは軽率です。

● 「特別に教えてもらった」などの裏情報は作り話

 「スタッフから内緒で特別に教えてもらった」というような情報はねつ造やでたらめと考えてください。公表前の情報や新発売のスケジュールを知る立場にいる人は会社内で守秘義務契約を結んでおり、外部に情報を漏らせば契約違反となるだけでなく、会社に損失を与えれば懲罰を受けます。展示会で担当スタッフが内緒で教えてくれたなどと書いてあれば意図的に嘘をついて人をだまそうと企てた悪意のあるたねつ造やデマである可能性が高いです。掲示板の書き込みによくあるケースで、衝動的に真実と捉えるのは禁物です。

● 論理的な主張のない結論だけの内容を鵜呑みにしない

 単なる決めつけだけの話は鵜呑みにしてはいけません。たとえば、「あいつはうそつきだ」と書いてある書き込みがあったとしても、どういう理由からその結論に至ったのか、裏付けとなる情報を明示して自分なりの論理で主張していなければ説得力がありません。思いこみだけの結論を鵜呑みにすれば誤認の原因になります。つぶやきを真実のように受け止めないのが賢明です。「自分はこういう根拠や考え方に基づいて意見を述べており、結論はこういう考えです」といったように、意見が論理的にまとめているか全体を通して読み取るのが大事です。

● マスコミ情報を過剰に嫌う意識がネット情報の安易な信用に

 新聞やニュースの報道は懐疑的であるのに、ネット上の情報は無条件に受け入れる風潮を感じるときがしばしばあります。理由はわかりませんが、マスコミに対して偏見を抱く考えが強いためなのかもしれません。たしかに、メディアによっては会社の方針により特定の思想が強い内容になったり、情報操作を施した主張がされているのではと疑問に思うときがあります。一方、ネットでの情報は自分の思いを束縛されずに発信できるだけに、その内容の斬新さに惹かれて安易な信用してしまうときもあります。しかし、ネットでは書き手の主観が強くなったり、内容自体に責任を追及されることがないため、いい加減なことを書いてもとがめられません。マスコミではもし誤った報道をすれば謝罪表明と訂正をしますが、ネットでの個人活動はその責務を負いません。それだけに、読み手がきちんとその真偽を判断しなければなりません。安易に内容を鵜呑みにせず、説得できる要素をもっているか自分で吟味するのは大切です、

 ネットの情報は、自分の知らないことを見いだせるだけに、安易に内容を受け入れがちです。しかしそれは思わぬ勘違いやデマの発端につながるだけに大変危険です。根拠や論理性、情報の出所を確かめてから判断する習慣を身につけることをおすすめします。


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