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教えて先輩:メーリングリストは誰のもの?


 メーリングリストで、もめ事が起きたり雰囲気の軌道修正をすると、管理人に対して参加者が「メーリングリストを私物化するな」と、どことなく不条理な意見を述べられ管理人自身が困惑するときがあります。そのようなときに「メーリングリストは誰のものか?」という疑問が思い浮かびます。管理人も自信をもって答えにくいだけに、悩んだまますっきりしない日々を過ごすようになります。

 「メーリングリストは誰のものか?」、メーリングリストを利用している人の中には大きな勘違いをしている場合があります。今回はこの疑問に回答する形で、特にメーリングリスト利用者に一読してもらえるようにまとめました。

○ 「メーリングリストはみんなのもの」という勘違い

 メーリングリスト利用者の中には「メーリングリストはみんなのものだ」と主張する人がいます。そして、管理人はそれが同意しがたい疑問を残します。この主張をする利用者は、メーリングリストのすべてがみんなのものと思いこんでおり、これが大きな勘違いなのです。この点をふまえて詳しく説明していきます。

○ メーリングリストそのものは開設者(管理人)のもの

 メーリングリストは管理人、基本的には開設した人のものなのです。なぜなら、その人がメーリングリストを作らなければ何も始まらないからです。そして、メーリングリストの雰囲気や進め方も開設者の意向が尊重されるのです。これらは開設者だからこそ与えられる当然の権利であり、他人が奪い取る資格はないのです。それゆえ、開設者は自分のメーリングリストを自分の好きなように運営することができるのです。開設者がメーリングリストの権利を失ったらその人は「作っただけの人」にすぎません。メーリングリストを開設して人が集まったらメーリングリスト自体みんなものと主張するのは理不尽です。人が集まっているから何でもみんなのものではないのです。メーリングリストは人の所有物であることを忘れてはなりません。

○ メーリングリストの中身はみんなのもの

 メーリングリストでおしゃべりをしたり、情報交換をしたり、あるいは議論をするなど、中で繰り広げられている内容はみんなのものです。なぜなら、これは開設者だけでは生み出されません。参加者がみんなで力を合わせてこそできあがるものだからです。言い換えれば、メーリングリストでのやりとりはそこに参加している人全員の共有財産なのです。ただし、メーリングリストの中身はみんなものですが、先にも述べたように運営方針そのものは開設者が最終的に決める権利をもちます。

一般参加者、管理人どちらも、メーリングリスト自体は開設者の所有物、中身は共有財産という点をぜひ理解しておいてほしいのです。そうすればお互いの距離をおのずとよい関係に保ちながらメーリングリストを楽しめるようになるでしょう。


2002年10月5日発行 第104号


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