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特別企画:Huis Vita Nova
〜ふれあいのコミュニケーション〜

エピローグ:さらば、Vita Nova

 しばらくお休みしていた特別企画、今回が最終回です。

 国籍も年齢もさまざまな人が集まって同じ屋根の下で生活するちょっと風変わりなアパート「Huis Vita Nova」。その生活にピリオドを打つときが近づいてきました。というのも、私はこのアパートでの滞在は短期間で、別のところに写るまでの一時的な下宿先だったからです。

 さて、ふつうのアパートなら共同生活ではないので、いつ出ていこうがおかまいなし。しかしここではちょっと違う。「よし!フェアウェルパーティをやるぞ」と一言。早い話、送別会だ。送別会といってもいわゆる形式的に、マニュアル的に企画しているのではなく、純粋にお別れ会を開こうというのが涙心をにじませてくれてうれしさを感じます。別にごちそうが出るわけでもなく、とにかくひたすらビールを飲んでしゃべって騒ぐ、それでも「今晩は泊まっていけ、そうすれば次の日もパーティだ!」と冗談さながら実は別れを惜しむ一場面も。でも、こうした仲間って本当にうれしい存在。いつのまにか、心のぬくもりを忘れかけている私たちに何かを思い起こさせる気持ちになります。で、すっかり酔いつぶれて契約最終日、出ていくのも制限時間ぎりぎりとなりました。

 人との出会い、はじまりの挨拶からはじまり、再会の握手で終わる。人とのコミュニケーションは心と心のつながりといえます。言葉が通じなくても気持ちをぶつけると通じてしまう。だから、ハートが大切なんですよね。おきまりの言葉でうまくやろうとしても真意が通じない、うまく人と関われない、最近こんな光景も見かけます。文字だけのコミュニケーションでも同じで、気持ちを込めた文章にはおのずと訴えかける何かが伝わってきます。コミュニケーションに大切な要素とは、ハートで訴える気持ちなのではないでしょうか。

 7回にわたってお届けした特別企画。いかがだったでしょうか?本当は人間模様を書こうと思ったのですが、このアパートは人の入れ替わりが頻繁で予定変更となってしまいました。ちなみに、今は別のアパートで一人で暮らしています。時折、古巣のVita Novaに遊びに行くのですが、大家をはじめみんな歓迎してくれます。これまたうれしいものです。そうそう、ワインのボトルを片手に持って。。。

2002年5月8日発行 第95号


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