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特集:梅雨はデマウイルス情報とネズミ講にご用心!


 春に電子メールやインターネットを始めた人は、そろそろ使い慣れてきたころ。お気に入りのホームページが見つかったり、電子メールをチェックするのが楽しくなってきたのではないでしょうか。
 さて梅雨のうっとうしい季節になると、インターネット初心者に動揺させるメールを送ったり小遣い稼ぎをたくらむ輩が出没し始めます。それが、例年恒例?の「ウイルスのデマ情報」と「ネズミ講まがいのサイドビジネス勧誘」です。最近は電子メールが身近になり、新人研修や学校での授業で習わなくてもすでに利用している人が多くなってきたせいか、年々こうした悪質ないたずらは減少傾向にあります。しかしながら、ニュースや新聞でこうした情報の氾濫を防ぐよう呼びかけているので、まだまだ根が深そうです。
 今回の特集は、この時期多発する「ウイルスのデマ情報」と「ネズミ講まがいの勧誘メール」を総ざらいします。

<デマのウイルス情報>

 特殊なウイルスが発見されたという裏情報を入手したので多くの人に知らせてほしい。これは某有名ソフト会社からの情報ですなど、あたかも信頼性のあるかのような内容のメールが飛び交うときがあります。初心者にとってはコンピュータウイルスと聞いただけであたふたしてしまい、鵜呑みにしてあちこちに同じメールを流してしまいがちです。この種のメールは、インターネット初心者をねらって偽の情報を吹き込み、情報を氾濫させて傍らで冷笑する愉快犯のいたずらなのです。
 もし、ウイルス情報のメールが届いたら以下の点を確認しましょう。
  • 「より多くの人に転送してください」と書いてある。
    これは、「ニセ情報なのでどんどん流してくれ」と書いてあるようなものです。デマの裏返しと思って結構です。
  • 「有名なコンピュータ会社からの情報」と銘打っている。
    わざと人を信用させるための口説き文句です。もしそうであるなら、その会社のホームページで公式発表がされるはずです。極秘情報など無責任な情報は絶対に流しません。会社の信用問題に発展します。
  • 「コンピュータのディスクが破壊される」「ウイルスがコンピュータからとれなくなる」など手で壊さなければいけないような症状
    粉々にするなど人の手を使わなければ物理的にできないことはソフトウェアではできません。最近はこのような大げさな症状を盛り込む傾向が強くなっています。
  • コンピュータの対象が書かれていない
    どんなコンピュータウイルスでも機種を問わずすべてに観戦するものはありません。対象の書かれていなければ偽物です。
これらが盛り込まれている情報であれば間違いなくデマで、書かれているウイルスは実在しません。くれぐれも、他の人に同じメールを回さないように、自分のところで止めておきましょう。
 本物のウイルス情報なら、ニュースや新聞でいち早く報じられます。

<ネズミ講まがいの勧誘>

 インターネットを始めるとどこかで必ず目にします。読むだけでとても疲れる長文メールで、もとは英語で書かれていました。それをご丁寧に日本語訳にした人がいたようです。要約すると内容は次の通り。
  • 私はこの方法で大金を手にしました。サイドビジネスにもってこいです。
  • 弁護士も合法的ビジネスと証言しています。
  • リストに記載してある人に現金(金券)を送り最上位の人を消して繰り上げ最下位に自分の名前と住所を記載しよう。
  • そして、このリストと手順を書いたメールをインターネット中にばらまけば座っていてもお金が入る仕組みです。
  • 正直者が成功するからやってみよう。今がチャンスだ。
このような手口を「ネズミ講」といい、日本では無限連鎖防止法で禁じられています。インターネットであろうと日本国内で行えば適用されます。
 一見怪しそうだけどおもしろ半分にやってみるか・・・・。そう考えて多くの若者が手を染める傾向が強いといわれていますが、近年取り締まりが強化され逮捕者が相次ぐようになりました。つい先週も、たった10人にネズミ講のメールを流しただけで摘発を受け逮捕されたニュースが報じられたほどです。
 こうしたネズミ講まがいのメールは手を出せば足が出る。そして腕が後ろに回り、気まぐれな気持ちが取り返しのつかない結末に終わるのです。自分の生活や人生を自ら変えてしまうことのないよう、甘いうたい文句に惑わされないよう心がけましょう。

 最後に、これらウイルスのデマやネズミ講のメールは今始まった話ではなく、5年以上も前から存在しており、突発に発生しています。これから何度も見かけるようになりますので、インターネット駆け出しの人にはこうしたメールに惑わされないようアドバイスしていくのが良策です。


2001年 6月16日発行 第67号


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